ハワイ日系人の歩み

軍事情報部

米国陸軍軍事情報部(MIS)には約6,000名の二世 が配属されていましたが、その半分はハワイの出身で した。彼らの貢献により、数え切れないほどの命が救 われ、戦争が早く終結することにもなりました。

MISの二世は、アリューシャン、ガダルカナル、ビル マ、沖縄まで、太平洋のすべての戦場に送られました 。彼らは捕虜を尋問し、入手した文書を翻訳し、降伏 を促すビラ等を書きラジオ放送を行い、相手のラジ オ放送を捕捉し、敵の戦線に潜入し、洞窟に攻め込 み歩兵として戦ったのです。常に敵に間違われるリス クと隣り合わせでした。

あるアメリカ人の大佐は、MISの二世について「一人 一人が歩兵部隊の中で大変重要だった」と言いまし た。他方で、名声高い第100大隊や第442連隊と異な り、MISの任務は秘密であったために、広く知られる ことはありませんでした。

ハワイ出身のケネス・ウニ(左)がフィリピンにおいて負傷した 捕虜を尋問しているところ(1945年1月)。ウニは、戦争中に、日 本語や日本文化に関する知識により米国を助けた数千もの二 世の兵士の一人。

ハワイ出身の二世のジロウ・アラカキ(右)が日本の旧陸軍将 校を尋問しているところ(1945年10月)。

ハワイ出身のケネス・ウニ(左)がフィリピンにおいて負傷した 捕虜を尋問しているところ(1945年1月)。ウニは、戦争中に、 日本語や日本文化に関する知識により米国を助けた数千もの 二世の兵士の一人。

Nisei Veterans Legacy